知的格闘家、二児の父となり育休をとる@480連休

リーマン生活12年を経て、知的格闘家としてただいま480連休中、ついに第二子誕生で育休活動まっしぐら。

もう余裕と思ってたのに、妻とガチで揉める罠にハマった話

前回、続、妻と揉める罠にハマった話

http://kishikou.hatenablog.com/entry/2019/11/13/073416

前々回、妻と揉める罠にハマった話

http://kishikou.hatenablog.com/entry/2019/11/06/150000

の2回を書いて、

「ふーやれやれ、もうこれでしばらく揉めることもないだろう。ブログに書くネタも、しばらくないだろな、どーしよっかなー」

と余裕こいていたのが、昨日のこと。

おっとどっこいですよ!二度ある事は三度あるんですな。

 

今日は、娘の幼稚園が短縮保育なのでお弁当が必要とのこと

何日も前から知っていた話ですし、お弁当の材料も買い揃えて万全の準備をしていた。

そう思っていたのは、僕だけだった。

 

その前日、珍しく予定が少ないオフの日で家事全般を終わらせたあとはフリータイムでしたが、お宮参りの準備やらなんやかんやバタバタとしていた。

夕方くらい、いや昼くらい、いやいやその前の日から実は風邪気味で体調不良なところに追い討ちをかけて、オフの日と言うことで緊張がほどけたことが要因なのか、なんなのか、強烈に眠い・・・。

 

寝た・・・全てを放り捨てて。

 

そして、次の日。

朝7時50分。いつも通りの時間から起き出した僕。

よく寝たが、未だ疲れは取れない。

のろのろと朝ごはんの準備を始めようとキッチンに向かう。

妻「お弁当の準備、大丈夫?」

妻から、そう声をかけられた。

それに対して、なんで、その言葉が口から飛び出したのか自分でも信じられない。

明らかにいつも通りの時間に起きたし。

明らかに動作が俊敏ではないし。

明らかにいつものペースで朝ごはんの準備をナチュラルに始めようとしてたし。

内心の焦りとは裏腹に、とてつもなく冷静に僕はこう返した。

私「うん、大丈夫」

 

つい出来心で。

気づいたら手を染めていた。

うっかり魔がさした。

よく言われるセリフ、それを自分の口から出ていることに、とてつもない恐怖を覚えました。

 

妻「時間大丈夫かなと思ったからおにぎりとツナサラダ的なのは作っておいたよ」

おぉー妻、超ファインプレー!と思いながらも、とにかく準備を始める。

1、たこさんウインナー

2、野菜の入ったオムレツ風

3、カニカマ(そのまま)

それらを準備しながら7割程度できたときに、はたと気づく。

弁当箱が小さすぎる。

なんだ、この弁当箱は。私がかつて見てきた弁当箱のサイズと同じとはいえ

自分で入れようとするとこんなにも矮小に見えるのか。

公園にあった土管でどこまで狭いものをくぐり抜けるか選手権を開催した時に危うく命を落としかけた小学校六年生のあの暑い夏の日。

あの日以来の衝撃を僕は受けた。

しかし、それでもなお僕は調理を続ける。

妻「もう少し早く起きて*&*$L<M」

正論だ。何を言っているかわからないが、君が言うことは正論だ。

しかし、僕にはそれを聞いている余裕はとんとない。

次の瞬間。

娘「パパー。私が食べたいのは、ゆでたまごだよー」

そーだったーーーーー。昨日聞いたのに完全に失念していた。

しかしこのタイミングー。もう僕は卵料理を完全に作ってしまっていたよ。

ええい、ままよ。よーし、パパここからゆでたまごも作っちゃうぞー。

ティファールを召喚。(ティファールって書くとファイナルファンタジーに出てきそうだね。来年の3月3日に7のリメイクが出るんだってさ)

その時、僕の頭にはラップが流れた。

 

迫り来るタイムリミット(登園時間はもうまもなく)

小さいね弁当箱(ピンク色で光ってる)

調理済み料理の多さ(ここは大阪)

 

僕の頭は、こんがらがってたまらずこう発した。

私「ごめん、弁当つめてくれへん」

妻「え・・・急に言うのやめて」

私「いや、今ここだけお願いしたいねんけど」

妻「そしたら、もうちょっと前日から+*%%<」

私「もういいわ。自分でやるわ!」

カッチーンモードに入ってしまいました。

久しぶりの怒りモード。険悪です。やばいです。

このままだと、色々問題が起きます。

 

しかし約1分後、自分でやるには無理があることに気づく。

 

私「ごめん、やっぱりつめてくれてへん?」(なんでやねん!)

 

とりあえず、一時休戦して娘を送っていき、帰ってきてからふとしたタイミングで再戦となった。

 

私「朝のお弁当の準備をしている時に、今日のご飯の準備のタイミング遅くないって言われても、そもそも無理やで。大事なのは、今目の前にあるご飯の準備。その時にそもそもタイミングの話言われても」

妻「いや、そもそも、イレギュラーのことがあるときは前日あるいは当日の朝に起きて準備する必要があると思っていて、後から蒸し返すよりはその時に言った方が良いと思ってそう言ったんだよ」

私「なるほど、でも私の場合は、後から言われた方が聞けるよ」

妻「OK。一方で、事前準備していなくて急に手伝ってと言うのはいかがなものかと。」

私「いや。今日はいつもやっている洗濯物を朝はしないでおこうと思ってたし、

弁当の内容は、まめこ(上の娘)に言われたメニューを入れるだけなら行けると思ってたし」

妻「その前提は聞いていないから、わからないよ」

私「そもそも昨日はお互いに非常に疲れていて、仮眠を取るのを交互にやったりとかしててやで、その上での今日やし、前提を話せなくない?最悪朝少し遅れてもええやん」

妻「最悪朝少し遅れていいとか、疲れてて朝が起きれないと言うことも、わかりようがなくない?それに、普段は遅れないと言うのを娘に言い聞かせているのに、今日だけ急に遅れてもいいと言うのはおかしくない?」

私「たしかに・・・」

正確には、この3倍以上の話を行ったり来たりしながらしていたわけですが、

話しながらどうにも分が悪いと思い、なんか自分で話しながら矛盾したことを言っているような気がずっとしていたわけです。

かなりのバトルモードだったのですが、僕は一呼吸置いてこう言いました。

 

私「ごめん、俺わかったわ」

妻「え、なに・・・?」

私「俺、わかってん。多分これやわ」

妻「何がわかったん?」

 

 

 

私「忘れててん(汗)」

 

 

妻「え??」

 

私「お弁当の準備を忘れていたんです。それが全ての元凶です。」

 

妻爆笑。

僕爆笑。

全人類が思ったこと(最初に言えーーーーー!!!!)

 

そのあとは、二人で「わっはっはっ」と終わって、平和に終わりました。

 

今日伝えたかったこと

・疲れがたまると人は感情的になる。

・擦り合わせはどれだけしても、ずれるときがある。

 

そして、最も大事なこと。

 

〝出来心で魔が差して手を染めた時は、素直に謝る”

 

以上。

 

妻には、新人の営業さんって、だいたい事前準備しておくのに、

なんで弁当の新人の旦那くんは、事前準備をしないのかしらと言われました。

ごもっともです。

育休中の夫のみんな、俺たち新人だぜ!ガンガン事前準備しようぜ!