知的格闘家、二児の父となり育休をとる@480連休

リーマン生活12年を経て、知的格闘家としてただいま480連休中、ついに第二子誕生で育休活動まっしぐら。

子供のテレビとの向き合い方を悩む親を救う話 480連休116日目

テレビ、それは甘美な調べ。

テレビ、それは子供の理想。

テレビ、それは未知の世界の入り口。

 

こんばんは。知的格闘家 Kです。

テレビ子供に見せるのにみなさんどうしてます?

 

今すでに子供をお持ちの皆さん!悩んでますよね!

これから子供を持つかもしれない皆さん!今後絶対悩みますぜ!

関係ない皆さん!想像をめぐらしてどう対処するか考えて見てくだせえ。

 

テレビと子供をどうしたらいいか?

これは人類の約半数が悩んでいるテーマのような気がする。いや、間違いない。

我々夫婦も類にもれず、ずっと悩み続けてきた。いや、今も悩んでいるかもしれない。

しかし、この数年のトライ&エラーの結果、現在小康状態を保っている。

このノウハウは、悩める親を救うのではないか?いや、そうに違いない!

深夜のテンションで書いていると時々こういった救世主になった気持ちで

突っ走る場合がある。

ただ、大体の場合はそれほど共感を得ずに少しの方々のチラ見をへてそのままネット世界に消える。

ただ、今回ばかりは違うのではないか?

いや、そうに違いない。

というわけで本邦初公開!!!!

テレビと子供の向き合いに悩む苦闘の歴史をお届けします。

 

第1章ー 終わりなきyoutubeの旅

我が娘が2歳くらいの時からアマゾンさんによるfireTVによって我が家でも

youtubeがバリバリ活躍することになる。

お母さんと一緒のようなメジャーコンテンツをテレビ録画で見つつも

youtubeのめくるめく世界に娘は魅了される。

将来英語が必要やからなとかいう言い訳によって、英語の番組でおもしろげなものを

見せて、うまくしのいでいたが、子供の知能をなめてはいけない。

あっという間にyoutubeの直感操作に慣れていきやがる。

目を離しているすきに起こったこと

英語の番組

英語の怪しげな番組

英語のもっと怪しげな番組

スペイン語のかなり怪しげな番組

 

いや、どこまで行くねん・・・

別にスペイン語でもいいねんけど、怪しげなのはやめてやと思うのだが、

子供は大体怪しげなものが好きだ。

 

そして、この時まずいことになったのは、

延々見続けることによる目がらんらんとして、集中力下がる問題

 

原因:

youtubeは特に終わりがない

・操作性に優れている分、2、3歳でもどんどんチャンネルを変えられる

・コンテンツは一覧ページで目を引くものがたくさん並んでいるが、中身が粗悪なものも混ざっている。

 

結果どうなったか?

ご飯の時間になってもテレビが消せない。消すと怒り出すという最悪な事態。

中毒っぽい感じ。

 

この時は、本当にどうしようかと思ったが、究極の手段に出たのである。

 

「娘、テレビが壊れたよ」

 

「・・・」

 

「テレビが映らなくなったんだ!」

 

「うぇぇぇっっぇぇぇえええん!!!!!」

 

阿鼻叫喚だった。あれこそが阿鼻叫喚というやつだろう。

 

しかし、強行するかしかなかった。

テレビが壊れ(FIRETVの電源を抜いただけだが)、もはや映るのはNHKの教育番組のみ。

この時は、親もFIRETV見れないという問題を同時に抱えることになったが

ともかくテレビ依存ぽいことはなくなった。

 

その後しばらくFIRETVのボタンを押しても反応しないテレビを寂しそうに見つめる娘の背中があった。

 

すまない、娘よ。

 

第二章 強制終了するyoutube

youtube断ちは約半年続いた。

効果は高かったが副作用もあった。

土日が凌ぎきれない・・・。

平日は保育園から帰ってきてからの短い時間なので、なんとかなるのだが

土日は公園に行って帰ってきた後にどうしてもテレビに頼るわけなのだが

明らかに娘の満足度が下がっているのが週をおって下がって行くのが目に見えるのだ。

なので、「ダーウィンがきた」とか「Eダンスアカデミー」とか

気に入りそうなものを片っ端から予約するのだが、やはりなかなか満足度に到達しない

そういうわけで一緒に遊ぶわけだが、親の体力と精神力がとにかく削られる。

 

ある日の妻との会話

「もう、そろそろ再開してもいいのでは?というか再開しよう、俺が限界」

 

「いいんだけど、どういう理屈にするの?」

 

「・・・」

 

私は娘を呼んだ

「娘、いい話がある」

 

「なあに?」

 

「最近、娘がいい子にしているから、土日だけテレビがつくようになった!!」

 

「やったー!」

 

「ただ、時間が経ったら勝手に消えるから、そうしたらやめようね」

 

「うん、わかった!」

 

しめしめ、なんて単純なんだ。

 

そう、私が発明した作戦は

「土日だけつく&タイマーで30分で消える作戦」

親が消すのでなく、テレビが勝手に消えるのだという理屈で見る総量を減らしたのだ。

 

これは、割と成果を発揮した。

 

土日のみつくのだということでメリハリがつくのと、親が勝手に消すわけではないので

消えたらやめるしかないかというよくわからない納得があったようだ。

 

世のお父さん・お母さん、まだやっていないなら一考の余地ありですぜ。

 

ただし、この安定政権も長くは続かなかった。

 

 

第3章 子供を信じてテレビと向き合う

完璧に思われた土日&タイマー作戦であったが弱点が一つだけあった。

タイマーで設定するがゆえに30分たたないと終わらないのだ。

なので、ご飯前の中途半端な時間に見出すとうまく消せないのだ。

 

結果、ご飯の時にはやめるよという話をしている娘との会話

「もうすぐご飯やで。準備しよう」

 

「・・・」

 

「娘、聞いてる?」

 

「・・・」

✖︎5回くらい?

 

ぷちっ・・・テレビを消す

 

「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

このようにいろんな声かけパタンをしても、2回に1回くらいテレビがやめられないということが起きてしまうのだった。

 

娘がいうには、見出すと自分が抑えられなくなるとのこと。

結局またしばらくの間、テレビを壊すことになった・・・。

 

しかし、流石にいつまでも壊しているわけには行かない。娘も4才、いつまでこのテレビを壊したでごまかせるかでいうと怪しいところだ。

 

色々考えた末、本人の特性を見極めた作戦を発動することにした

うちの娘は非常に非常に自己主張が強い。誰かに決められることを極端に嫌う。

どっかの誰かのようだ。

なので、本人が決めるシステムにしようと思いついた。

 

当時、娘がはまっていたのはおさるのジョージ

シーズンが12あり、1シーズン10こくらいの話があるので

見出すと延々止まらない典型的なシリーズだ。

おさるのジョージは1回15分なので下記のような約束を設定した。

 

1、平日はおさるのジョージは4個見て良い(つまり60分)

なのでいつ見るかは自分で好きにして良い。ただし、早めに使ってしまうと夜に見れなくなる。

2、土日はおさるのジョージは8個見ていい(つまり120分)

これは、祖父母のうちのテレビも合わせてこの数におさえること

この約束を守る限りにおいては、テレビが急に見れなくなることや平日におさるのジョージが見れなくなることはないという話である。

 

これは、やって見ているとなかなか面白い。

ある日の娘との会話(夕方)

「パパ、今日は3つ見たからまだ見れるんだ!」

 

「そうなんか!じゃあどうぞ」

 

「わーい!」

 

妻登場「いや、さっき4つ見てた」

 

娘「・・・」

 

「娘、嘘をついたのか。そしたらもうお約束は無効だな。ジョージは見れなくなるわ」

 

「やぁぁぁぁあっぁぁぁっぁぁあああっぁ!!!!」

 

それは絶叫だった。獣の咆哮だった。

 

娘は深く反省したらしい。

それ以来、自分で約束を守るようになった。

そして、1日のペースを自分で考えるようになった。

 

「朝は2つにしておくね!」

 

とか

 

「夜1つ見ていい?」

 

と聞いた後、1つ見てそこでちゃんと自分で消せるようになったのだ。

「娘、すごい!!!」

 

「うふふ」

 

よかったと思っているポイント:

1、親と子供の対等な約束にしたこと(守っているうちは文句言わない。破ったら約束を撤回する)

2、子供に主導権を持たせていること 自分の裁量で見る番組や量を自由に決められること

3、 ちゃんとやめると決めた時にやめているのを都度褒めること

 

これによってよかったのは、テレビを自分で止めて他の遊びを進んでするようになったということ。

うーん。子供ってすごいわ。